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この手摺ブラケットの特徴は壁付けと床付けの両方に同じ形状で対応できることです。医療施設の場合、補助金の関係から手摺が廊下を全て覆うことが半ば公然と義務付けられており、たとえわずかに壁がある場合でもハンドルの様な手摺をつけなければなりません。もちろん掃きだしになっている建具の前も然りでして、建具からブラケットをとるわけにもいかずそこは苦し紛れな納まりになることが一般的です。



このブラケットは壁からとる場合と床から支柱を立ててとりつける場合に全くおなじ形状で手摺に対して取り付きます。45度角度で両手を広げる様に手摺を掴む形は水平、垂直の別を選びません。

 


ここにもう一つ同一施設の中をめぐる手摺の問題点があります。
それはこの二段手摺です。二段手摺とは健常者用の通常の位置の手摺と車椅子使用を前提とした低い位置の手摺をパラレルに配置した手摺です。二段手摺の場合、どうしてもその見かけが無骨なものになりがちです。いやいや二段にしました、的なネガティブなデザインとなります。ここでは二段の手摺、それを成り立たせるための最小限のアームで構成したミニマルな存在のブラケットを目指しました。

 


更にそのアームを二本にすることにより水平的な剛性を高め、部材を細くした構成です。
アトラスで発売されていて定番化しているV字型のブラケットは最終的なデザインは別としてブラケットの構成要素は完結していると常日頃思ってます。そのV字型ブラケットをを二本手摺に対して昇華させようとしたものです。

 


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